昨日の院長ブログで、顕微鏡による尿沈渣検査は、沈渣の作り方や検査を行う人によってばらつきがあることをお話ししました。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2024/01/22

顕微鏡による尿沈渣検査のばらつきを解決するために開発されたのは、フローサイトメトリー法による尿沈渣検査です。

フローサイトメトリー法とは、尿を遠沈かけることなく、フローサイトメトリー法装置で定量測定するものです。

よって正確に言えば、フローサイトメトリー法による尿沈渣検査とは、おかしな表現です。

フローサイトメトリー法の原理は、尿中有形成分に半導体レーザーを照射し、そこから得られる散乱光や蛍光の情報により、赤血球や白血球などの有形成分の数を測定します。

フローサイトメトリー法による尿沈渣検査によって、泌尿器外来診療は大変スムーズになりました🤔 。