昨日の院長ブログで、フローサイトメトリー法装置による尿沈渣検査によって、泌尿器外来診療は大変スムーズになったことをお話ししました。
ここで再び、一般内科で頻尿・尿失禁の訴えがあった場合、過活動膀胱診療アルゴリズムに従って、尿検査や残尿測定を実施するのは意外に難易度が高い可能性についてお話しします。
1月20日の院長ブログでお話ししましたが、尿試験紙による尿中一般物質定性半定量検査の分析装置は、一般内科でも取り入れている施設は多いです。
ただし潜血や白血球の±や+が頻発するので、私たち泌尿器科医は尿沈渣検査によって確認するのです。
顕微鏡による尿沈渣検査は、その沈渣を垂らしたスライドガラスを作るにも大変な労力を要し、その検査精度は作り方や検査を行う人によってばらつきがあるのでコスパは非常に悪いと言えます。
その問題を解決するのが、フローサイトメトリー法装置による尿沈渣検査です。
しかしこの装置のお値段が非常に高いのです…🥲
本日のブログのサムネ写真の手前の大きな装置がフローサイトメトリー法装置、尿試験紙容器の左にある小さな装置が定性半定量検査の分析装置です。
この装置の大きさレベルでお値段が異なるのです😅。