昨日の院長ブログで、IVP(静脈性腎盂造影)は患者さんにとってビジュアル的に理解し易い検査であることをお話ししました。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2024/02/13

lVP検査では、造影剤を静脈内に注射後、X線の透視で造影剤の流れを観察しながら、注射前、5分後、10分後、排尿前後のKUB(Kidney腎臓、Ureter膀胱、Bladder膀胱が写ったX線写真)を撮影をします。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2024/02/09

ここで尿管の走向がきれいに撮れたと仮定します。

患者さんにとっては、尿の流れを経時的に追うことができ、尿管の拡張や狭窄もビジュアル的に理解し易くなります。

しかし私たち医療側にとって、尿管が何故拡張し狭窄しているのか?説明できないことも多々あります。

例えば結石に関しては骨と重なり見にくくなる時もあるし、尿酸結石などはKUBでは確認できません。

また結石以外の尿管狭窄も、先天的なものなのか?尿管内の腫瘍によるものなのか?尿管外からの圧迫によるものなのか?、ある程度予想できるにしても、確定的なことは言えないのです🤔。