当院のブログで最も読まれたブログは、2021/6/1 (火)の「コロナワクチン副反応治療にロキソニンではなくカロナール処方しています。」で、約300万回(296万PV)、読んで頂きました。

昨日も同ブログが最も読まれており、やはりコロナワクチンの副反応の対策が気になる方が多いと実感しています。

3月9日、久しぶりにワクチン接種副反応に対する解熱鎮痛剤の記事を目にしました。

ファイザー製ワクチンを2回接種した後に副反応が出た際、解熱鎮痛剤を飲んでも抗体価は減らないことを確認したと、九州大病院と福岡市民病院の共同研究チームが発表しました。

対象となった335人のうち45%が発熱や倦怠感、頭痛、悪寒、腕の腫れなどの副反応に対して解熱鎮痛剤を使っていましたが、使わない集団と比べて抗体価に大きな差はなく、どちらも十分な免疫を獲得できていたとのことです。

抗体価は、副反応が出た人の方が高くなる傾向があり、特に「発熱が38度以上」の集団の抗体価は「37度未満」の1・8倍でしたが、37度未満の人でも抗体価は十分な水準でした。

つまり「発熱などの副反応が起きたら、我慢せずに解熱鎮痛剤を内服して下さい」とのことです。

ただし副反応が出る前に解熱鎮痛剤を飲む「予防服用」は、今回の研究の対象外です。

「予防服用」も問題ないと言えれば、今後のワクチン接種のハードルもかなり下がると思います🤔。