9月12日、新型コロナウイルスワクチンの東京・北区にあるクリニックの院長が、札幌市の男女3人に新型コロナウイルスのワクチンを接種したように装い、札幌市から接種の業務委託料、およそ1万4000円をだまし取ったなどとして詐欺などの疑いで逮捕されたというニュースが流れてきました。

警視庁によると、院長は接種は受けたくないが接種証明書がほしいという女性の求めに応じて接種したように装っていたということです。

ワクチンの接種は、原則、住民票のある自治体で受けることになっていますが、このクリニックでは、去年7月以降、北海道や広島県など北区以外の100人以上が接種を受けた記録があるいうことで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。

9月13日、「接種希望者には生理食塩水を打ったこともある」と供述していることが、捜査関係者への取材で判明しました。

医師は何故「生理食塩水」を打ったのでしょうか?