以前の院長ブログでお話したことがありますが、コロナ禍後、帯状疱疹の患者さんが増えていると言われています。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2021/12/24

帯状疱疹は水ぼうそうと同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」で起こります。

帯状疱疹は、多くの人が子供のときに感染する水ぼうそうのウイルスが原因で、水ぼうそうが治った後も、ウイルスは神経節に潜伏していて、過労やストレスなどで免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化して、帯状疱疹として発症します。

50歳以上の人は、ワクチンを接種することによって帯状疱疹を予防することができます。

小牧市では2023年4月1日より、帯状疱疹予防接種費用助成事業が始まりました。

帯状疱疹ワクチンには、「乾燥弱毒生水痘ワクチン」と「シングリックス」の2種類があります。

「乾燥弱毒生水痘ワクチン」は、帯状疱疹の発生率が51.3%減少、帯状疱疹後神経痛の発生率も66.5%減少と効果はやや低いですが、副反応は比較的軽いです。

「シングリックス」は水痘ワクチンに比べて帯状疱疹を予防する効果が高く、50歳以上で97.2%、70歳以上で89.8%の発症予防効果が認められていますが、副反応は比較的重い時もあります。

「乾燥弱毒生水痘ワクチン」接種は1回で、当院では8800円で行っており、3000円分が助成の対象(1回5800円)となります。

「シングリックス」は接種は2回で、当院では1回22000円で行っており、10000円分が助成の対象(1回12000円✖️2)となります。

当院スタッフも、私を含めて「シングリックス」接種を行ってきました。

副反応について気になる方は、以下ブログを参照😉。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2022/04/08

https://fukatsu-clinic.com/blog/2022/04/10

https://fukatsu-clinic.com/blog/2022/05/03

https://fukatsu-clinic.com/blog/2022/06/13