先日、欧米を中心に幼い子どもで報告されている原因不明の急性肝炎について、日本国内でも子ども1人が死亡していたことが、国立感染症研究所の発表で判明しました。

この肝炎では、A型からE型まで5種類の肝炎ウイルスがどれも体から検出されないといいます。

ことし2月の時点で原因不明の子どもの急性肝炎は156例報告され、肝臓の移植が必要となったケースも3例あったということです。

また、患者の年齢は1歳4か月から9歳2か月、中央値では4歳6か月だったということで、症状は発熱のほか、腹痛や下痢、おう吐といった消化器の症状が多くみられたということです。

海外の研究では、患者の多くから下痢やおう吐などを引き起こす「アデノウイルス」と関連のある「アデノ随伴ウイルス」が検出されたとしていて、これらのウイルスが原因と関わっている可能性も指摘されています。

昨年の当院長ブログで、コロナ禍での原因不明の肝炎について、新型コロナ感染との関連の可能性について話題にしました。

https://fukatsu-clinic.com/blog/2022/05/13

しかし新型コロナとの関係について、イギリス・グラスゴー大学などのグループは、調査した地域で新型コロナに感染していた急性肝炎の子どもの割合は地域全体での子どもの感染割合よりも低く、新型コロナと急性肝炎の間に直接的な関連はないと述べています🤔。