昨日の院長ブログで、IVP(静脈性腎盂造影)において、造影剤が尿管内に流れてる最も良い瞬間を撮影するのは、結構難易度が高いことをお話ししました。
lVP検査では、造影剤を静脈内に注射後、X線の透視で造影剤の流れを観察しながら、注射前、5分後、10分後、排尿前後のKUB(Kidney腎臓、Ureter膀胱、Bladder膀胱が写ったX線写真)を撮影をします。
https://fukatsu-clinic.com/blog/2024/02/09
IVP検査後、患者さんに説明するため、注射前から排尿後のKUBを並べます。
まず水腎(腎盂から尿管にかけての部分が拡張すること)や水尿管(尿管から膀胱にかけての部分が拡張すること)の有無を確認します。
排尿前後のKUBで、膀胱内の状態や残尿の有無、男性なら前立腺の張り出し具合を確認します。
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ここまで書いてきて、気づいたことがあります。
何となくIVPについて否定的な意見を書いてきましたが、IVPは経時的な変化を追うことができ、例えばCTと比べて、患者さんにとってビジュアル的に理解し易い検査なのです🤔 。